【おすすめプリント方法】DTF転写(DTFプリント)の特徴とメリット・デメリット

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短納期かつ小ロット発注でオリジナルウェア制作する時に転写プリントを利用する方は多いですが、
最近、特に注目されている転写技術は【DTF転写(DTFプリント)】です。

従来の転写プリントとは何が違うのか。
この記事を読んだ後はきっとDTF転写があなたのオリジナルプリント加工の第一候補になると思います。

DTF転写(DTFプリント)とは

DTFプリントのフィルム作成シーン

DTF転写(DTFプリント)はオンデマンド転写とも言われています。
従来の転写プリントよりも鮮やかで滑らかな質感のフルカラー表現が可能です。
水性顔料インクを専用フィルムにプリントしてから、熱プレスで転写するプリントします。

この手法からDTF(DIRECT TO FILM)と呼ばれています。

大まかではありますが、以下の流れで加工します。

  • 1.専用フィルムにCMYKインクでデザインを印刷
  • 2.デザイン部分の上に白インクを印刷
  • 3.白インクの上にホットメルトパウダーを塗布
  • 4.パウダーを融解、硬化、乾燥させる
  • 5.生地に熱圧着
  • ■従来の熱転写プリントとDTF転写の違い
  • 従来の熱転写=あらかじめ糊が付いている転写紙にデザインを印刷
  • DTF転写=専用フィルムにデザインを印刷してデザインに糊付けをする

この「デザインに糊付けをする」という工程がポイントです。
この工程によりDTF転写はデザイン部分のみを熱圧着させることができるのです。
そのため、これまで転写プリントで主流だった「カッティング転写」や「フルカラー転写」とは違ったメリットもあるため注目されています。

続いてはDTF転写のメリットを紹介していきましょう。

DTF転写(DTFプリント)のメリット

DTF転写の主なメリットは以下の点です。

  • 1. デザインの周りにフチがつかず自然な仕上がり
  • 2. 複雑なデザインを出力できる
  • 3. フルカラーでプリントできる
  • 4. 版が必要無いので小ロットでもリーズナブル
  • 5. 幅広い素材にプリントできる
  • 6. プリントの耐久性が高い

1. デザインの周りにフチがつかず自然な仕上がり

デザインの周りに半透明なフチがつかない

従来の転写プリントではどうしてもデザインの周囲にフチが付いてしまいます。
これはデザインに合わせてカッティング(型抜き)をしたあとプレス機で圧着するため、カットした際の余白部分がフチとして残ってしまうのです。

DTF転写の場合はデザイン部分のみを圧着させるため、転写シートをデザインに合わせてカットする必要がありません。
そのため、従来の転写プリントとは異なりDTF転写はフチがなくプリントできます。
DTF転写はデザイン性を損なわずに、あなたのオリジナルデザインをイメージ通りプリントできるのが大きな強みとなっています。

2. 複雑なデザインを出力できる

従来の転写でもある程度、細かなデザインはプリント可能でした。
しかしカッティングの工程でどうしても細かすぎるデザインは再現が難しく、生産ができない場合もありました。

DTF転写の場合は専用フィルムにデザインをプリントし、デザイン部分のみを熱転写するため、
従来の転写プリントでは再現が難しかった複雑なデザインが出力可能です。

3.フルカラーでプリントできる

鮮明に描画され、デザインに忠実に出力される

DTF転写はフルカラーでプリントすることができます。

カラーはCMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)に加えて白で表現できるカラーであれば希望の色でプリントが可能です。
従来の転写の弱点だった下地の影響を受けにくいため、鮮やかな発色が期待できます。

シルクスクリーンプリントのようなプリント方法では色数で価格が変動しますが、DTF転写は何色使っても価格は同じです。
そのため何色も使ったデザインでも追加費用を気にする必要はありません。

※価格はプリントサイズで変わります

4.版が必要無いので小ロットでもリーズナブル

DTF転写は専用フィルムにプリントして圧着するため、従来の転写同様に版は必要ありません。

つまり小ロットでもリーズナブルかつ、クオリティの高いプリントができるのが魅力です。

1枚だけクオリティの高いオリジナルウェアを作りたい場合、DTF転写がおすすめです。

5.幅広い素材にプリントできる

DTF転写は版が必要ない、フルカラーという点でインクジェットプリントと比較されることがあります。

インクジェットプリントはウェアに直接インクを拭き付けるため、インクを弾いてしまうポリエステルやナイロンといった素材のウェアには不向きです。

しかしDTF転写は化学繊維(合成繊維)であるポリエステルやナイロンなど幅広い素材にプリントができます。

素材を気にせずにデザインを表現できるので選びやすいプリント方法と言えるでしょう。

6.プリントの耐久性が高い

DTF転写は摩擦堅牢度・洗濯堅牢度(丈夫さ)が高いというのもメリットです。

DTF転写はフチが無くイメージ通りのデザインをフルカラープリントできるので、日常的に着たいオリジナルTシャツを作る場合におすすめです。

上述した通り堅牢度が高いため、生地の伸びによるプリント部分の割れも少ないので着用頻度が高くても大丈夫です。
※長年愛用したり雑に扱えば当然劣化が進むため、ご注意ください

  • ■お手入れ時の注意事項は以下です
  • ・塩素系洗剤、ドライクリーニング、タンブラー乾燥は避ける
  • ・プリント部分への直接のアイロンは避ける
  • ・洗濯後は濡れたまま放置しない

DTF転写(DTFプリント)のデメリット

続いてDTF転写のデメリットをご紹介します。

  • 1.プリント部分の多少の貼り付け感や風合いが気になる
  • 2.ラメプリントや金銀、蛍光カラーが表現できない
  • 3.プレス跡が残ることがある
  • 4.大量生産のメリットが出せない

1.プリント部分の多少の貼り付け感や風合いが気になる

DTF転写は従来の転写プリントに比べるとフチが残らない分、「貼り付け感」は少ないです。
しかし生地にインクを吹き付けるのではなく、専用フィルムを圧着してデザインを再現しています。

そのため多少の貼り付け感はでてしまいますし、転写部分は通気性が下がってしまいます。
シルクスクリーンプリントやインクジェットプリントよりも発色が良いのは間違いありませんが、人によっては触り心地など風合いが気になるかもしれません。

2.ラメプリントや金銀、蛍光カラーが表現できない

DTF転写では特殊加工であるラメプリントや蛍光カラーは表現ができません。
自分の作りたいデザインにはどうしてもラメプリントや金銀が必要、蛍光カラーにしたいという場合はDTF転写では理想の物ができないでしょう。

ラメプリントや金銀、蛍光プリントでデザインを表現したい場合はシルクスクリーンプリントを選ぶようにしましょう。
シルクスクリーンプリント
ラメプリント・金銀・蛍光カラーはシルクプリントがおすすめ
シルクスクリーンプリントのメリット・デメリット
シルクプリントのメリット・デメリットについても合わせてご確認ください

3.プレス跡が残ることがある

加工直後はプレス跡が残る

DTF転写も従来の転写プリントと同様にプレス機で熱をかけて圧着させるため、加工直後はプレス跡がつくことがあります。
上記の写真は本当に加工直後の写真なので目立ちますがアイロンをかけることでほぼ消えます。気になって仕方がないという事はないでしょう。

4.大量生産には向かない

DTF転写は従来の転写プリントと同様に小ロット向けの加工方法です。
各プリント方法を例に挙げると以下のようになります。

  • ■シルクスクリーンプリント
    版を作る事で同じデザインで大量生産する場合、1枚あたりのプリント単価が安くなる
  • ■転写、DTF転写
    枚数に関係なくプリント料金は固定なので大量生産する場合、コストが高くなる

DTF転写は量より質・スピードを重視した加工方法です。
1〜5枚程度のオリジナルウェア制作の場合はDTF転写がおすすめです。

DTF転写(DTFプリント)はプリントスタイルにお任せください

今回は今注目のプリント方法、DTF転写(DTFプリント)について説明させていただきました。
DTF転写は従来の転写プリントに比べてより魅力的なプリント方法です。

もちろんメリットだけではなくデメリットもありますが、そのデメリットを打ち消してしまうくらい優れたプリント方法です。

プリントスタイルではTシャツ、ポロシャツ、トレーナー、パーカーなど様々やウェアにDTF転写でデザインを表現することができます。

  • 『Tシャツにオリジナルデザインのプリントを入れたい』
  • 『この位の大きさのデザインをDTF転写でプリントするといくら位かかるの?』
  • 『DTF転写かシルクスクリーンプリントどちらにしようか迷っている』

そのような方は是非お気軽にプリントスタイルにご相談ください。
ウェアについては他店で購入した商品を持ち込んでいただくことも可能です。

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