インクジェットプリントのメリット・デメリット

ご訪問ありがとうございます。
インクジェットプリントはプリントスタイルにお任せください。
今回は少し特殊なプリント方法、インクジェットプリントの特徴について解説したいと思います。
オリジナルTシャツをはじめオリジナルプリントのアイテムを作る際のプリント方法選択に役立ててください。
1. インクジェットプリントとは
まずはインクジェットプリントの特徴ですが、柔らかな風合いに仕上がるのが特徴です。
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皆様のご家庭や職場にプリンターがありますよね。
プリンターを使う際に日常では紙を入れて印刷しますが、紙ではなくTシャツなど生地に印刷するイメージをしてください。
基本の原理は同じでシアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色の顔料インクを吹き付けてプリントします。
オリジナルプリントの王道である「シルクスクリーンプリント」はデザインに合わせて版を作成する必要があります。
しかし、インクジェットプリントは版が不要なのも特徴です。
2. インクジェットプリントのメリット
それではインクジェットプリントのメリットから見ていきましょう。
- 1. 版を作る必要がないので1枚でも作りやすい
- 2. 色数を気にせずにフルカラーで表現できる
- 3. グラデーションも再現できる
- 4. 柔らかい風合いになる
1つずつ詳しく見ていきます。
1. 版を作る必要がないので1枚でも作りやすい
インクジェットプリントはシルクスクリーンプリントとは違い版を作りません。
そのため1枚など小ロットでも作りやすい価格になります。
例えば660円のTシャツにプリントする場合の費用感を例に挙げます。
シルクスクリーンプリントとインクジェットの場合の例です。
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■シルクスクリーンプリントの場合
- 1色のカラーでさえ1枚8,000円を超えてしまい、2色なら15,000円、3色の場合は22,000円
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■インクジェットプリントの場合
- 35cm×45cm以内の大きなプリントがフルカラーなので、1枚2,300円程度
インクジェットの場合、約6,000円〜20,000円前後安くなります。
※上記のシルクスクリーン・インクジェット双方とも、送料を除いた費用感です
1枚のみ作成するのであれば、インクジェットの方がお得ということがわかりますね
(後述しますが、もちろんデメリットもあります)
そのため
- 『自分で着るために1枚だけ作りたい』
- 『親や子供に1枚プレゼントしたい』
そんなシーンにおすすめです。
2. 色数を気にせずにフルカラーで表現できる
- インクジェットプリントはシルクスクリーンプリントでは困難なフルカラーで気軽にプリントできます。
シルクスクリーンプリントのように使用する色数ごとに版を作る必要がないからです。
シルクスクリーンプリントでは1色につき1版代の費用がかかるので
『費用を抑えるためにできるだけ色数を抑えよう』
という意識が働いてしまうケースもあるかもしれません。
しかしシンクジェットプリントはそのような事を気にする必要がありません。
- インクジェットプリンターで表現できる範囲であれば、フルカラーでプリントすることができ、色数で費用が変わることはありません。
3. グラデーションも再現できる
インクジェットプリントであればグラデーションもきれいに表現できます。
シルクスクリーンプリントでは表現できないデザインの場合はインクジェットプリントで製作すると良いでしょう。
4. 柔らかい風合いになる
インクジェットプリントは生地に直接インクを吹き付けるのでプリント部分が固い風合いになりません。
生地本来の風合いを損なうこと無く柔らかい風合いになります。
3. インクジェットプリントのデメリット
インクジェットプリントは素晴らしいプリント方法ですが、デメリットについても知っておくことも大切です。
次はインクジェットプリントのデメリットをご紹介します。
インクジェットプリントのデメリット
- 1. 綿以外の生地にはプリントできないショップが多い
- 2. ラメプリントや金銀、蛍光カラーが表現できない
- 3. 生地の色によって影響が出る可能性がある
- 4. 濃色ボディは価格が高くなる
それではこちらも1つずつ解説していきます。
1. 綿以外の生地にはプリントできないショップが多い
先に述べたようにインクジェットプリントは生地に直接インクを吹き付けます。
インクジェットプリントは綿(コットン)100%のTシャツなど綿素材との相性は良いです。
- しかしポリエステルやナイロンなどの化学繊維が含まれている素材はインクを弾いてしまい定着しづらいためインクジェットプリントには不向きです。
そのためインクジェットプリントは綿100%の生地に限定しているショップも多いでしょう。
綿にもポリエステルにも相性が良いという点で優れているのはシルクスクリーンプリントです。
- 『じゃあ綿以外の素材にはインクジェットプリントはできないってこと?』
ご安心ください。
- プリントスタイルのインクジェットプリントはポリエステル生地にも対応しています。(別途料金)
- 検討している製品にインクジェットプリントが対応しているかお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
2. ラメプリントや金銀、蛍光カラーが表現できない
インクジェットプリントはCMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)で再現するためラメプリントや金銀、蛍光カラーなどは表現できません。
自分の作りたいデザインにはどうしてもラメが必要、金銀を入れたいという場合にはインクジェットプリントでは理想の物ができないでしょう。
ラメプリント・金銀・蛍光カラーはこちらのプリント方法で
シルクスクリーンプリント
綿以外の素材にもプリントできる+ラメ加工や金銀・蛍光カラーも表現可能 シルクスクリーンプリントのメリット・デメリット
シルクスクリーンプリントのメリット・デメリットについても合わせてご確認ください
3. 生地の色によって影響がでる可能性がある
濃色カラーのTシャツにインクジェットプリントする場合は、発色を良くするために特殊な前処理材(糊のようなもの)を引いてから印刷します。
洗濯によって軽減されますが仕上げプレスのプレス跡がつきます。
中でも赤や青などのカラーはプレス跡が目立ってしまうのであまりオススメではありません。
またインクジェットプリントは生地にインクを直接吹き付けてプリントするので発色に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
物足りなさに関しては好みの問題ですし、手軽にフルカラーで表現できるメリットを考えれば大きなデメリットではないでしょう。
4. 濃色ボディは価格が高くなる
インクジェットプリントは白の生地が一番綺麗に仕上がりますがもちろん濃色生地にもプリント可能です。
しかし濃色生地の場合は下地に白インクで白塗りをするため淡色生地に比べて行程が増えてしまいます。
- そのため白のTシャツにプリントする場合よりも黒のTシャツにプリントする方が価格が上がります。
またプリントの大きさによって価格も変わるので詳しくはインクジェットプリントの詳細ページをご確認ください。
インクジェットプリントのまとめ
今回は代表的なプリント方法のひとつインクジェットプリントの特徴をメリット・デメリットに分けて解説しました。
- ・インクジェットは版の作成が不要なので、低コストで作成可能
- ・白い生地と相性がよく、柔らかい風合いに仕上げたい時に最適
- ・綿以外の素材、濃色の素材とは相性が悪い
- ・ラメなどの特殊な加工をしたい場合、スポーツウェアのようなポリエステル素材にプリントする時はシルクスクリーンプリントがおすすめ
また、せっかく作るオリジナルTシャツやオリジナルアイテムなので少しでも長く良い状態を保ってほしいと思います。以下の点にご注意ください。
- ・塩素系洗剤、ドライクリーニング、タンブラー乾燥は避ける
- ・プリント部分の剥がれやくっつきを防ぐため、濡れた状態で脱水機に入れたままにしない
オリジナルウェアやグッズを制作する際、お困りのことなどがあればお気軽にプリントスタイルへご相談ください。お客様のご要望に合わせたご提案をさせていただきます。

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