【プリント屋さん直伝】オリジナルTシャツを自作する方法
学生の方は学校の課題だけでなく、文化祭・体育祭・部活動など、イベントに必要な「オリジナルTシャツを作らなければ!」といった場面に直面することがあります。
また、社会人の方でも会社やお店の創業記念やイベントなどでスタッフ全員で着るオリジナルウェアを急遽作ることになった、しかしどうすれば・・といったお悩みを抱えてしまう場面もあるかと思います。
今回はそんな方々のために、どうすれば自作のオリジナルTシャツを作れるのか方法をご紹介します。
1. 自分で自作する

例えばゼッケンのような数字だけで構成されている、ワンポイントのデザインであれば市販のアイロンプリント紙がおすすめです。
電気屋さんやOA用品店、Web上だとAmazonでも売っているので気軽に購入できます。
特にWebだとレビューを見ることができるので、どのシートを使えばいいのか吟味できるのがいいですよね。
作成方法
メーカーによって作成手順は異なりますが、基本的に同じです。
- 1. 自宅のプリンターの印刷用紙をアイロンプリント用紙に差し替えてデザインを印刷
- 2. 数字や自分の名前であればその形にハサミでカットする
- 3. アイロンで圧着する
- 4. 完成
市販品を利用するメリット
アイロンプリント紙を購入して自宅のプリンターで印刷→アイロンで圧着するだけなので、低コストでその日のうちにオリジナルTシャツを作れるのが魅力です。
市販品を利用するデメリット
アイロンの温度が高すぎると変色してしまう場合があり、想定外の見栄えになってしまうことがあります。
また、アイロンの圧着具合が弱いと簡単に剥がれてしまいます。
あくまで記念品として飾るだけであれば全く問題ないのですが、普段着のように定期的に着て洗濯までする場合は堅牢性(剥がれやすさ)が低いため、数回で剥がれてしまったり、洗濯の際に糊が溶け出してベタベタになってしまうのもデメリットといえます。
2. 転写シートだけプロに作成依頼、仕上げは自分でやる

最近ではプロの印刷業者が転写シートと呼ばれる、堅牢性の高いアイロン圧着シートに、お客様が作成したオリジナルデザインをプリントしてくれるサービスがあります。
素材となるTシャツまで用意してくれるお店もあるので大変便利です。
作成の流れ
自分で自作する時と基本的な流れは同じです。
質の高いアイロンプリント紙をプロの印刷業者に用意してもらうイメージです。
- 1. 自分たちで作成したオリジナルデザインのデータを業者に入稿する
- 2. 業者がオリジナルデザインを転写シートにプリント。納品してもらう
- 3. 納品されたシートを自分でアイロンで圧着する
- 4. 完成
デザインの大きさに合わせて転写シートもA4サイズ、A3サイズといったサイズを用意してくれるので希望するサイズを指定しましょう。
プリント方法も業者によっては選べたりしますが、もし綺麗に仕上げたい場合はオンデマンド転写(DTF転写)がおすすめです。
メリット
発注枚数によっては1枚あたり1,000円以内で転写シートを納品してくれる業者も存在するため、低コストで抑えたい方にはありがたいサービスと言えます。
デメリット
アイロンの圧着方法は市販のアイロンシートと同様に規定の圧着方法があるので、その方法を間違えると想定外の仕上がりになったり剥がれてしまう可能性があります。
自己責任のうえご対応ください。
3. プロに依頼する

もしアパレルショップで売っているような、本格的な自作Tシャツを制作したい場合、当店のようなプロの印刷業者に依頼してしっかりしたものを制作しましょう。
プロが専用の機材を利用してプリントしてくれるため、高クオリティなアウトプットが期待できます。
ビジネスで利用するような販促物を制作する場合におすすめです。
依頼の流れ
デザインデータを入稿したらプロの印刷業者がプリントから圧着まで全て対応してくれます。
- 1. 自分たちで作成したオリジナルデザインのデータを業者に見積依頼
- 2. プロの印刷業者とやりとりし、デザインデータを入稿
- 3. 印刷業者がご依頼に適したプリント方法をご提案し、プリント
- 4. 完成・納品
メリット
高クオリティで仕上がるため満足度は高いと思います。
少数生産の場合、オンデマンド転写(DTF転写)がおすすめです。
従来の転写シートにデザインをプリントし業務用圧着機でプリントするのではなく、専用インクをフィルムに印字し、専用圧着機で熱をかけて圧着・転写させます。
従来よりも鮮明で滑らかな質感に仕上がるため、グラデーションの効いたグラフィックや写真でも綺麗に仕上がるのが特徴です。
プリントスタイルではお客様の持ち込みの素材でも問題なくプリント可能です。
世界に1つのオリジナルグッズ制作をお手伝いさせていただきます。
デメリット
高クオリティゆえに発注枚数によってはコストが高めになる可能性があります。
発注枚数によってプリント方法を選ぶのがコツ
1〜5枚程度の少数生産で良い場合は転写プリントがおすすめです。
デザインをプリントするための「版」の制作費が発生しないためコストを抑えることができます。

小ロット発注の場合は転写プリントがおすすめ
10枚〜30枚以上の大量生産をしたい場合はシルクスクリーンプリントがおすすめです。
「版」と呼ばれるオリジナルプリントをするための型を作成する必要があり、少々コストが高くなってしまいますが、1枚あたりのプリント費用は転写に比べると安くなるため、大量生産に向いています。

大量ロット発注の場合はシルクスクリーンプリントがおすすめ
まとめ
今回はTシャツの自作方法や、本格的なオリジナルプリントのTシャツ制作の方法についてご説明させていただきました。
特に学生の方にとっては課題やイベントとはいえ、友だちと一緒に手作りのTシャツ作成をすること自体が思い出になったりしますよね。ぜひ楽しみながらオリジナルTシャツを作ってみてください。
もし創業記念などのノベルティを制作したい場合は、プリントスタイルのようなプリントのプロに一度ご相談ください。
必要枚数や希望する仕上がりに応じて、適切なプリント方法をご提案させていただきます。

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